旧円 Old Yen 1870-1946
明治維新後、それまで使われていた通貨単位「両」に変わって「圓(えん)」が制定されました。旧円は正貨として金銀貨が、紙幣は金銀貨との交換を保証した「日本銀行兌換券」または「同 兌換銀券」として発行され、長期間にわたり高い価値を維持しました。しかし、支那事変、大東亜戦争の戦火が激しくなるに連れ、旧円の価値は下落を続け、遂に敗戦後、急激にインフレが進行したことから、昭和21年2月の「新円切替」によって歴代の「1円紙幣」を除き、全て廃止されました。
江戸時代の貨幣 / EDO period
一両小判(4000文)
発行:江戸時代
二分金(2000文)
発行:江戸時代
一分金(1000文)
発行:江戸時代
一分銀(1000文)
発行:江戸時代
二朱金(500文)
発行:江戸時代
一朱金(250文)
発行:江戸時代
一朱銀(250文)
発行:江戸時代
寛永通宝(1文通用)
発行:寛永3年(1626)から
寛永通宝(4文通用)
発行:寛永3年(1626)から
※裏に波模様が刻まれていることから、4文銭だと一目で見分けることができる。またサイズも一回り大きい。
天保通宝(100文通用)
発行:天保6年(1835)
文久永宝(4文通用)
発行:文久3年(1863)
慶長丁銀(大きい方)と慶長豆板銀(小さい方)
発行:慶長6年(1601)
日本 特殊切手「2012 IMF・世界銀行年次総会」 より
平成24年発行
江戸時代と言えば「小判」のような金貨を思い浮かべる方も多いかと思いますが、大坂を中心とした西日本では、銀貨、それもひとつひとつ重さが異なる秤量貨幣「丁銀」「豆板銀」を使用していました。
藩札 三河国長澤 銀1匁
発行年:享保15年
廃止年:不明
※藩札は全国共通の通貨ではなく、地域限定の紙幣。
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明治維新と円の誕生
Meiji restoration 1868
明治維新により、徳川幕府に代わって明治新政府が貨幣を発行するようになりました。近代化の一環として、それまでの「両」に代わって「円」が発行されるようになりました。
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紙幣に描かれた建築物を観に、旅をする。それも自腹で!
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