イラク・ディナール

Iraqi dinar

IQD

 

 紀元前にはバビロニア王国が、8世紀にはアッバース朝が起こった地域です。バグダッドに首都がおかれました。通商の一大拠点として古来より、栄えました。近代に入ってからは、石油の生産国として成功しました。

 日本人にとって最も名前が知られたイラク人といえば、サダム・フセイン氏ではないでしょうか。フセイン氏は、1979年から2003年まで大統領の職にありました。在任期間中は、イラン・イラク戦争(1980-88)、湾岸戦争(1991)、イラク戦争(2004)と3度の戦争を指揮しました。

 湾岸戦争後は、経済封鎖が行われたため、石油産業で潤っていたイラク経済は停滞してしまいます。その後、イラク戦争(2003)にイラクは破れ、フセイン政権も崩壊しました。2004年6月現在、未だにイラク国内の混乱は続いています。

 通貨は、イラク・ディナールです。フセイン政権時代には、フセイン大統領の肖像を描いた紙幣が発行されていました。イラク戦争後は、以前使われていた、建築物や風景を描いた無難なデザインの紙幣を復刻して使用しています。

 

1000ディナール

1000dinar

250ディナール

250dinar

50ディナール

50dinar


フセイン大統領時代

25ディナール

25dinar


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